| 技術名称 |
河床式除塵機を用いた取水システム
(NETIS登録No.KK-080022-A) |
| 副題 |
河床に河床式除塵機を設置し、流れてくる河川水を除塵し取水するシステム |
| 分類 1 |
機械設備 - 消・融雪設備 |
| 分類 2 |
上下水道工 - 浄水設備
農水工 - 農業用取水設備 |
| 概要 |
(1)何について何をする技術なのか?
(本技術の目的)
本技術は河川の落差工付近河床部に河床式除塵機を設置し、流れてくる河川水を本体上面に通過する。除塵を行い導水管によって、砂・枯葉等の細かな物も取水するシステムである。
(本技術の構造)
本技術の取水システム構成は河床式除塵機→導水管→貯水槽で構成されている。
河床式除塵機の材料はオールステンレス製(SUS304)である。
(本技術の仕組み)
河川水は河床式除塵機上面のスリットにより断面1.5mm以上の物が除塵され本体下部より導水管によって取水され、塵芥等はスリットを通過せず自然流により下流へ流れていく仕組みである。
塵芥等が自然流によって下流へ流れる原理は河川水を一時的に貯水し水位上昇すると河川水が放流され塵芥等も一緒に河床式除塵機下流へ流れるからである。
(本技術の特徴)
河川水を自然流によって除塵機に通過させる除塵方法を用いている取水システムである為、河川の幅・形状に合わせて制作が可能。更に取水ポンプが不要で電気料金がかからないのでコストが削減出来る。
取水槽を設置する必要がなく取水システムの面積を狭く出来る。又、コストも削減出来る。
(2)従来はどのような技術で対応していたのか?
従来の取水システムは、河川水を水路、導水管によって取水ピットに取水し、取水ピットよりポンプを用いて傾斜ウェッジワイヤースクリーン式除塵機を通過させ除塵し貯水槽へ取水するシステムである。
取水ピットよりポンプを用いて傾斜ウェッジワイヤースクリーン式除塵機を通過させる必要があるためポンプ代及び電気料金等のコストがかかる。
(3)公共工事のどこに適用できるのか?
消融雪設備、上水道の取水設備、農業用水の取水設備に使用できる。
<概要説明図>

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| 新規性及び期待される効果 |
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(1)どこに新規性があるのか?
(従来技術と比較して何を改善したのか?)
本技術は、河川水を自然流により除塵機に通過させ除塵し、貯水槽へ取水する事が出来る。
(2)期待される効果は?
(新技術活用のメリットは?)
河川水を自然流により除塵機に通過させ除塵する事で、取水ポンプの必要がなく電気料金もかからない為コストの削減が出来る。
取水槽を設置する必要がなく取水システムの面積を狭く出来る。又、コスト削減も出来る。
●従来技術のシステム構成
河川→導水管→取水槽→取水ポンプ→傾斜ウェッジスクリーン式除塵機→貯水槽
●新技術のシステム構成
河川→河床式除塵機→導水管→貯水槽
※取水槽、取水ポンプが必要ない為、コスト削減に期待できる。
<新・従来技術比較図>

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| 適用条件 |
(1)自然条件
河川内での作業となるため、雨天時、強風時は作業不可
(2)現場条件
取水システム施工スペースはW=8.8m L=12.5m S=110m2 が必要
(取水能力3.5m3/minで算出)
河床式除塵機据付スペース付近に落差工がある河川
(3)技術提供可能地域
近畿・中部・一部北陸(福井県、石川県)
運賃は地域によって異なります。
(4)関係法令等
河川砂防技術基準
河川管理施設等構造令 |
| 適用範囲 |
(1)適用可能な範囲
取水量0.7~6m3/minまでの取水システム
(2)特に効果の高い適用範囲
特になし
(3)適用できない範囲
取水量6m3/min以上の取水システム (理由:施工実績がない為)
(4)適用にあたり、関係する基準およびその引用元
特になし |
| 留意事項 |
(1)設計時
河川のゴミの量、水量、規模を設計時に検討する必要がある。
(2)施工時
河床式除塵機を据付ける時に仮締切し水替えを行う必要があるため、下流で取水していないか確認する事。
(3)維持管理等
消融雪設備の場合は雪寒期間終了後河床式除塵機を清掃し、洪水や落石での損傷を防止するため河床式除塵機に防護板(FRP製、SUS製)を取り付ける。
河床式除塵機下部ピットに土砂等が堆積した場合は、取水量を考慮して、排泥ゲートを開にして、多い場合は、常時、砂・シルト等を放出させる。
(4)その他
特になし
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